ランニングコストの安いプリンターを買う

実家のプリンターが壊れたので、プリンターを買うことになった。
Canon EPSON Brotherの比較を本当は行いたかったのだが、確定申告までに購入したいとの事でCanon以外の比較は諦めた。
プリンターのインクは輸血用血液よりも高いと言われており、
http://gigazine.net/news/20100106_printer_ink/

結構な枚数の年賀状を印刷する(年裏表合計2000枚〜)実家での一番重視すべきポイントがランニングコストであることは間違いない。
ちなみに実家のプリンターは2001年モデルのBJ S700 なので11年以上使用したことになる。

今回比較した機種は4機種

機種名 写真 詳細
MG5430 下のiP7230 に加えてスキャナー、メモリーカードリーダー(単体印刷)等が加わる
iP7230 MG5430の廉価版
MG4230 本体代は異常に安いが、インクが3色一体型+黒インクになるため、コスト増が予想される
MG5330 2011年モデル。2012年モデルから大容量インクという物ができたため、その効果を測定したい

MG5430 と iP7230 は3色+2色黒インク の5色独立
メーカーサイトによると印刷コストの差は無し。
MG4230 は 3色一体インク+黒インク になる
MG5330 は2011年モデルとなる。

結論から言うと買うべきモデルは一枚辺りのインクコストが8.13円の以下の2機種になる。
MG5430

又は
iP7230

これが現状入手可能なプリンターで最もランニングコストが安い。
実家では、無線LANによるプリンターの共有を行いたかったのでMG5430 を購入した。
(本当は有線Etherネットワークが敷設してあるので有線が良かったのだが、有線LAN搭載モデルは、6色インクのモデルのみになるため断念した。)

以下分析

各機種の公式リンク
http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/allinone/mg5430/
http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/a4/ip7230/
http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/allinone/mg4230/
MG5330 は現在公式リンクが無いため、L判写真のインク・用紙合計コスト が掲載されていたサイト
http://cweb.canon.jp/e-support/faq/answer/inkjetmfp/64532-1.html

計算式は以下の通り
「公式インク合計金額」 / (「L判写真のインク・用紙合計コスト」 - 「一枚のL判用紙金額」) = 「インク1セットでの印刷可能枚数」
Amazonでのインク合計金額」/「インク1セットでの印刷可能枚数」= 「インク換算での1枚辺りのランニングコスト
とした

公式にけっこう金額の詳細が載っており(インクのコストが簡単には分からないようにしてあってウザいけど)ちゃんと計算すればだいたいわかるようになっている。
「測定環境について キヤノンピクサスホームページ内の印刷コスト・印刷スピード・コピースピードについて」
http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/cost-speed/index.html
測定結果は、インクを全てバラで購入した価格がベースになっているようで、以外に良心的な気がした。

一枚のL判用紙金額は「キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド」(一枚4.475円)を採用した

インク型 公式インク1セット合計(円) 公式 インク+用紙合計/1枚(円) 公式 インク/1枚(円) インク1セットでの印刷可能枚数(枚) Amazonインク合計(円) インク換算での1枚辺りのランニングコスト(円)
MG5430 BCI-351XL/BCI-350XLPGBK(大容量) 6380 15.4 10.92 583.98 4,746 8.13
iP7230 BCI-351XL/BCI-350XLPGBK(大容量) 6380 15.4 10.92 583.98 4,746 8.13
MG4230 BC-341XL/BC-340XL(大容量) 5180 19.5 15.02 344.76 4,680 13.57
MG5330 BCI-326+325 4850 17.8 13.32 363.98 4,230 11.62

やはり、インクが3色一体型の製品は割高で買う価値は無い。
MG5330は旧機種で、大容量インクが無いため、印刷コストが高い模様。
ただし、Amazonのインクのレビューを見ていると、大容量の方が印刷可能枚数が少ないとの報告もあるので一概には言えないかもしれない。
(放置していてもインクが減る等の要因があるかもしれない)

本当はEPSONやBrotherも比較したかったのだが、面倒くさすぎて断念。
だれかが他のメーカーもやってくれることを期待してgithub に計算のExcel ファイルを上げておく。
https://github.com/katsusuke/printer_cost